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2019-05

ギリシャの歴史と黒い鳥

今、なにげなくYAHOO!のトップを開いたら、
テオ・アンゲロプロスが事故死したというニュース。

このギリシャ人の映画監督の作品は、
『旅芸人の記録』と『シテール島への船出』しか観てないけど、
とくに、今は無き岩波ホールで観た『旅芸人の記録』は、
4時間もの長編なのにすっごく面白かったのを覚えてます。

近代ギリシャの歴史が旅芸人の音楽と芝居にのせて語られる映画だが、
この映画を作った監督が、今まさに、ギリシャがこんな状況のときに、
オートバイ事故で死ぬなんて、なんともまあ皮肉なことです。

『旅芸人の記録』は、すごい長回しでも話題になったのでした。
ひとつの場面をとらえているカメラが、グーッと右にふれたかと思うと
そのまま360度回転してもとの位置へ戻ってくる。
するとそこでは、新しい場面が始まっている、
みたいな撮影方法が、すごくドキドキでした。
一大歴史絵巻を見てるような錯覚がして。

後に、仕事で知り合ったあるカメラマンが
「ぼくが映画と呼ぶものはたった1本だけ、『旅芸人の記録』だ」
と言っていたけど、それはさすがに言い過ぎでしょう(笑)。
でも確かに、そんなことを言いたくなるような映画でした。

今のギリシャの混沌を、ぜひまた映画にしてほしかった。
きっと映画にしたいと思ってたんじゃないかな。
もう少し長生きしてれば観ることができたかも。

あと、もうひとつ注目のニュース。
150年前に発見された始祖鳥の羽を調べた結果、
始祖鳥は95%の確率で「黒色」だった!

これもビックリ。始祖鳥が黒い鳥だったとは。
理科の教科書にのってた始祖鳥のイラストは明るい色だった気がする。
しかし実際には、カラスみたいな色だったんだ。
そのことが150年前に発見された羽からわかるというのもスゴイ。

考えてみたら、じつは恐竜の色もはっきり解明されていないそうです。
なんとなく僕ら恐竜=怪獣みたいなイメージでとらえて、
ああいう色だったんだろうなあと勝手に思い込んでるけど、
じつはバラ色のティラノザウルスだったり、
七色に輝くプロントザウルスだったりする可能性もあるわけです。

とはいえ、恐竜が進化して始祖鳥が産まれたとすると、
その始祖鳥が黒色だったわけだから、恐竜ももしかしたら、黒???

うーん、なかなか面白いですな。
新たな発見が、新たな想像力を刺激します。

当たり前のことだけど、何かが解明されるとそのぶん謎が減るのではなく、
きっとその何倍もの謎が増えるんだろうね。
なんてことを、始祖鳥の羽を見ながら思いました。

以上、ニュース2題。





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Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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