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2019-05

解けないものは解かずにおくのさ

シベリア永久凍土の約3万年前の地層から発見された植物の実を
試験管の中で培養。すると発芽して白い花が咲いた。

朝からこんなニュースを見るのは、
ちょっと気分がいいです。

約7万年前にアフリカを出て世界中に散らばった人類の祖先たちも
この白い花を見ていたのだろうか。
「ナデシコ科」の花らしいけど、もちろんその時は名も無き花。
その頃の人間は、その花を見て「きれいだ」と思ったのかな。

人間はいつの時代から、
花は「きれいだ」とか、風は「気持ちいい」とか、
夕暮れ時は「物悲しい」とか、雨は「ゆううつだ」とか、
そんな感情を持つようになったのだろう。

3万年前の人間が、その白い花を見た時の感情をすごく知りたい。
知るすべはないのでしょうか?

さて、映画の撮影の日程がずれたりして、
なんだか2月はいろいろな予定変更が続きました。
今週もまだその余波があるのですが、
そんな中で、昨夜は小山内君と新宿で飲む。

久しぶりの楽しい息抜きのひとときだが、
何を話したかはプライベート過ぎてなかなか書けんです。
ただ、『栢子の結婚』のことを話していると、
ゴチャゴチャしていた自分の頭の中が整理されてスッキリ。
「人に話す」というのは大切なことなんだな。

スッキリといえば、
先日書いた『謎の物語』というアンソロジー。
テーマは「謎」なのだが、ただし、
「謎は謎のまま、読者の想像に委ねられる」という共通項の短編集。
つまり、最後まで読んでも謎が残ったままでスッキリしない。

すべてが解けるわけではなく最後まで謎が残る、
というのは、ひとつの物語が終わっても、
そこからまた新しい物語が始まるようで、
僕はとても好きなのです。

物語とは、かくありたい。結末なんてなくていいから、
僕たちを物語のスパイラル構造に放り込んで欲しい、
着地点なんかいらない、ホントそう思う。

しかーし!!
モフェットの『謎のカード』にはまいった(笑)。
帰りの電車の中で読みながら苦笑するしかなかった。
嘘だと思うなら読んでみとくれ。立ち読みできる長さだから。

世の中には、解けないものがあふれてる。
スッキリしない感情がつきまとう。
でもきっと、それを楽しまなきゃいけないんだろうな、
小山内君もそう思わないか?




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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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