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2019-05

それは、いつ、誰が、判断するのだろう?

やっと髪を切りにいきました。
映画の撮影中は我慢してたんだ。
途中で急に髪が短くなったら不自然だから。
撮影が終わったので、晴れて床屋へ。スッキリ。

夕方に起こった事件にちょっと驚きました。
東横線の渋谷駅で通り魔事件があったらしい。
幸い、刺された人は命は取り留めたようですが、
ニュースを見ていたら、ぼくもしょっちゅう歩く通路に
なまなましい血のあとが広がっていました。

なぜか渋谷駅のそのあたりって、こういう事件が多い。
ここ数年の間に、やはり通り魔事件があったり、
ピストルの発砲事件もあった。どれも東急線のそのあたり。

日常と非日常の見えない境界線でもひそんでるのだろうか。
なにか精神のスイッチを切り替えるような魔物でもいるのか。
冗談ではなくて、こう同じようなことが何度も起こると、
本気でそんなことを考えてしまいます。

そうなると、もうひとつ思うのは、
ふつうに歩いているとすぐそばにいた人がいきなり豹変して
自分に襲いかかってくる、という恐怖と同じように、
自分のほうが襲いかかる側になるかもしれない、という恐怖のこと。

被害者になるのか加害者になるのか、
その可能性の大きさは、もしかしたら同じなのかもしれない。
案外、紙一重?

G・K・チェスタトンに『ブルー氏の追跡』という短編があります。
この短編のテーマは、ちょっと違うところにあるのですが、
ただ、この物語そのものは、この「紙一重」に通じるものがある。

『ブルー氏の追跡』を初めて読んだとき、
それまで経験したことのない恐怖を感じました。
大袈裟じゃなくて本当に。嘘だと思うなら読んでみなされ。

今日の事件を見て「いつ誰に襲われるかわからない世の中だ」
とおびえる人は多いだろうけど、
もしかしたら「誰かを襲う側になるかもしれない」という可能性も、
自分では気づかないだけで、同じように存在するのかも。
存在しない、とは誰にも言いきれないと思います。

NHK特集の『HUMAN』とか見てると、
実体というものがない「心」の進化は、
まだまだほとんど解明されていない。
きっと人間の心は、未知の部分のほうがはるかに多い。

心という未知のものをかかえて生きている人間という生き物は、
僕らが思っている以上に、恐ろしい存在なのかもしれません。

今日、渋谷駅で起こった事件は、
被害者も加害者も高齢の女性だそうです。
どちらの方も、同じようにお気の毒だと思います。

身体や機能や能力と同じように、
人間の「心」も、今、進化しているのか?

もしも進化しているとすれば、
それは当然、善なる方向へ変化しているということなのか?

その答えは、いつ、誰が、判断するのだろう。









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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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