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2019-05

天と地の「時差」を眺めていた場所がありました。

今、渋谷駅には「渋谷ヒカリエ」の案内板があちこちに貼られてます。
丁寧に矢印まで書かれているのは、
TSUTAYA側だと思ってる人が多いからじゃないかな。
まさか山手線の内側、青山通り方向だとは思わないのかもしれない。

渋谷ヒカリエがあった場所には、以前は東急文化会館があった。
昭和には、そこが渋谷の象徴、みたいな時代もあったようです。

渋谷駅の東横線乗り場から東急文化会館に向かう通路には伝言板があり、
大学時代ぼくらは「東横ボード」と呼んで待ち合わせに利用していた。
「東横ボードで3時にね」とかいう言葉がふつうに日常的でした。

東急文化会館には映画館がいくつかあって、よく行ったな。
三省堂書店や1階にあった喫茶店ユーハイムもよく利用してました。

しかし東急文化会館といえば、やはり五島プラネタリウム。
小学生時代に東京に旅したとき、初めて入った。
大学時代にも卒業してからも、たまに思い出したように行きました。

星を見るのももちろん楽しみだけど、
もうひとつ五島プラネタリウムで注目していたのは、
ドームの最下部に描かれた街並みのシルエット。

じつはその街並み、昭和40年頃に渋谷から眺めた本当の東京の風景。
東京タワーや代々木の体育館などが忠実に描かれてました。
もちろん昭和40年頃だから高層ビルはほとんどありません。
昭和から平成になり東京の風景は激変しても、
五島プラネタリウムの風景は昭和40年の東京のまま。

その頃に東京に住んでたわけじゃないから「懐かしい」というのはヘンだけど、
でもやっぱり「懐かしい」っていう気分じゃないかな。
上映が始まる前にその街並みのシルエットを見るのがとても楽しみでした。

ドームに映し出される星の位置は何万年も何十万年も変わらないけど、
街並みのほうはアッという間に変化する。

五島プラネタリウムは、
その「時差」のことも教えてくれていたのかも。

渋谷ヒカリエにも当然プラネタリウムが作られると勝手に思い込んでたけど、
どうやら無いみたいですね。
昭和の東京の風景の上に星空が広がるプラネタリウムを作ってほしかったな。

「ヒカリエ」の案内板を見るたびに、そう思います。




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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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