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2019-05

「壮大なる失敗作」という言葉に朝から笑った。

朝から「へえ」と思った。

「新種のシーラカンス、カナダで発見!」のニュース。
そこは、あの古代超大陸パンゲアの西海岸だったあたり。

新種のシーラカンスは今まで知られているシーラカンスと比べ、
尾びれが大きく、海中をかなりの高速で移動できたらしい。

レベラトリクスと名付けられたこの生きものは、
シーラカンスの仲間でありながら、その身体能力は
シーラカンスの常識をはるかに超えていたそうだ。

ところが、あまりにも高速で移動できるもんだから、
さらに高速で移動するサメなどの餌食になったらしく、
やがて絶滅してしまった。でもって、
ゆっくりでしか移動できないシーラカンスのほうが残ったというワケ。

そして学者はこう言う。
「レベラトリクスは壮大なる失敗作だった」と。

壮大なる失敗作だったとはいえ、
レベラトリクスは絶滅するまでに数千万年も生息していたのだ。
数千万年も生きていたのに「失敗作だった」なんて断じていいのかね。

人類と呼んでもいい動物が生まれたのは、数百万年前のこと。
遠い未来のいつの日か、地球上で繁栄している新たな生物が語るであろう。

「ホモサピエンスという類人猿が生きていた時代があったが、
あれは本当に迷惑な失敗作だった」

人類が第2のレベラトリクスになるはずがないとは、
誰にも言いきれまい。

進化上の失敗作だったかどうかを決めるのは、一体誰なんだろう。
少なくとも、人類ではないような気がします。







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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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