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2019-02

クリスマスの記憶

夜、特急電車に乗ってボンヤリ外を見ていると、
ときどき、夢を見てるように、外が明るくなる。

通過駅の駅前に飾られているクリスマスのイルミネーション。

深夜だと、ほかの店なんかの明かりはなくて、
イルミネーションだけが浮かび上がってるんだけど、
キレイというよりも、フェリーニなんかの映画のラストシーンみたいで
なんだか物悲しい気持ちになってしまう。

でも、そんなこと言ってはいけない、
クリスマスの夜にはきっと、この電飾を目印にして神様が降りてくるのだろうから。

フリーライターにはクリスマスも正月もない、たいてい毎年、仕事してる。
冬休みの宿題のようにどっさり仕事がくるので。まあ、仕事もらえるうちは幸せです。

思い返してみたら、幸せなクリスマスも寂しいクリスマスもあった。
どちらかというと、寂しいクリスマスのほうをよく覚えてる。なぜだ?

でもそう言えば、幸せな思い出、楽しかった思い出よりも、
寂しい思い出、悲しい思い出、つらかった思い出のほうが、よく覚えてる。そんな気がしませんか?
寂しさや悲しさやつらさを記憶の中に大切にとっておくのは、
「あの時のことがあったらこそ、今、自分はこうしていられるのだ」
「あの時に比べたら、今はなんてステキなんだろう」
と思えるための、心のメカニズムなんでしょうか。そんなのヘリクツ?
人間はどんなに進化しても、「記憶を選択する」ということはできないのでしょうか?

子供のころのクリスマスの記憶は、ニワトリ。
クリスマスになると知り合いの農家の人が七面鳥ならぬニワトリを一匹つぶして持ってきてくれて、
それを母親が丸焼きにしてました。田舎では珍しいことではない。そんな時代、そんな田舎でした。
うちの親はクリスマスプレゼントもけっこう頑張ってくれてたけど、今思えば、
うちは経済的に苦労してる家だったから「クリスマスくらい子供のために頑張るか」
という親心だったんだろうな。
だから子供時代のクリスマスの記憶は、楽しさ半分・寂しさ半分。

さて、今夜は「ケプラーの憂鬱」を上演する劇場の下見。
もちろん今まで何度か見てるけど、
稽古が進み、美術担当のおのさんのアイデアを前提にして見るのは初めてなので、
夜が待ち遠しいです。





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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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