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2019-05

彼女は何から解放されたのだろうか?

ここ数日間は「17年前のあの日どこで何してたっけ?」なんて
思い返している人が大勢いるのでしょうね。
もちろん僕も記憶をたどっていました。

午前中、知り合いと電話で話をしていて、その会話の中で、
「地下鉄で何か事件が起こったみたいで止まってるんですよ、
だから今日は会えないかも」みたいなことになって、
それでテレビをつけて地下鉄サリン事件のことを知りました。

オウム真理教が起こした事件は、
今思えば、何かのドラマの一場面を見てるような出来事が多かった。

上九一色村の教団施設に強制捜査が入ったとき、
先頭の人がカナリアの入ったカゴを持っていた映像を覚えてますが、
まるで映画みたいだと思いながらそれを見てました。

でもあれらの事件は間違いなく本当に起こった出来事で、
被害者はもちろん加害者のほうにも、
あれで人生を変えられて不幸になった人が大勢いたのだなあと、
ここ数日、あらためて考えたりしています。
けっして過去の出来事ではなく、まだ今も現在進行形なんですね。

それにしても、17年間も逃げ続けるのはどんな気持ちなんだろうと、
わかるわけないと思いながらも想像してみる。

名前を変えて過去を語らないというのは、
まさに自分を捨てることなのだろうけど、
そんな生活の手触りというのは、一体どんなものなんだろう。

たとえば東京都庁の展望室に上って下を眺めると、
世の中には大勢の人がいて大勢の生活があるんだなあと
当たり前のことで素朴に感動してしまいます。

世の中というのは、人間ひとりくらいなら簡単に隠してしまう、
というか、「きっと隠れおおせるはずだ」と錯覚させてしまう。

でも結局そうならないのは、
やはり誰でも「自分は○○だ!」と本当の自分を主張したい、
声を上げて「私はここにいる」と告げたい、
そんな本能的な欲求があるからではなかろうか。
たとえ自分にとって大きな不利益があろうとも。

「捕まってほっとしている」という彼女の言葉に対して
「欺瞞的だ」と批判的なコメントをしている人もテレビには大勢いるけど、
ぼくは本当の本音なんだろうなと思います。

ここ2年ほどは人並な恋愛をしていて幸せだった、という報道もありますが、
幸せを感じながらも「自分は幸せになってはいけない」といううしろめたさがあり、
そのうしろめたさから解放されて、安心したのかもしれません。

いずれにしても、自分の17年間を思い返したら、
本当に長い年月だなあと思います。

さて本日は夜間稽古。
洗濯が終わったので今から干します。
雨が降りませんように。








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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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