帰り道に猫がいた。シマシマの
駅からの帰り道の緑道に、猫が座ってる。
シマシマの猫。まるで僕が帰ってくるのを待っていたみたいに。
僕「僕はね、芝居が好きなんだ。ずっと続けていたいんだ」
猫「わかってる、続ければいい、誰も止めないよ」
僕「そりゃありがたい。でもね、困ったことに」
猫「え?」
僕「一生懸命になればなるほど、夢中になればなるほど、
人は僕から遠ざかる。手が届かない場所へ行ってしまう」
猫「知ったこっちゃない」
僕「冷たいな」
猫「芝居を続けたいんだろ?」
僕「ああ」
猫「だったら、何か代償を支払わなきゃ」
僕「どんな代償?」
猫「……孤独」
僕「え?」
猫「孤独という代償だよ」
猫は、赤い舌を見せてアクビすると、
草むらへ消えてった。
シマシマの猫。まるで僕が帰ってくるのを待っていたみたいに。
僕「僕はね、芝居が好きなんだ。ずっと続けていたいんだ」
猫「わかってる、続ければいい、誰も止めないよ」
僕「そりゃありがたい。でもね、困ったことに」
猫「え?」
僕「一生懸命になればなるほど、夢中になればなるほど、
人は僕から遠ざかる。手が届かない場所へ行ってしまう」
猫「知ったこっちゃない」
僕「冷たいな」
猫「芝居を続けたいんだろ?」
僕「ああ」
猫「だったら、何か代償を支払わなきゃ」
僕「どんな代償?」
猫「……孤独」
僕「え?」
猫「孤独という代償だよ」
猫は、赤い舌を見せてアクビすると、
草むらへ消えてった。
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大丈夫大丈夫
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