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2019-02

片っぱしから拒絶する音楽

脚本を読みながら、
「ああ、今ここに、こんな音楽が流れたらなあ」
とよく考える。具体的にメロディが頭の中に流れてくる。

指先をちょっと動かせば、
オーケストラが演奏を始め、
ピアニストが旋律を奏でる、
なんてことができたら、どんなにいいだろう。

既存の曲ではなく、
未知の旋律。

セリフを考え出すように、
音楽を思い浮かべる。

そうだ、音楽は「もうひとつのセリフ」だ、
そう思う。セリフのように場面にからんでくる。

しかし。

と、ここで否定してみる。

きっと脚本を読みながら思い浮かんだ音楽は、
あまりにもマッチしすぎて、
逆に、一番つまらない音楽なんじゃないか。
もっとも面白みに欠ける音楽なんじゃないか。

もっと意表をついた、
もっと意外性のある音楽。

間違いなく、そのほうが面白い。

誰もが思いつくセリフと会話の連続できた芝居は
誰が見たってつまらない、退屈だ。
先の読めない脚本のほうが面白いに決まってる。

きっと音楽も同じこと。

一見ミスマッチ、そんな旋律のほうが、
その場面を生き生きと引き立てる。

とくに僕は、善人ヅラした音楽が嫌いだ。
偽悪家ぶってる音楽のほうが好きだ。
一体どういう意味なんだかわからんが。

少なくとも、脚本を読みながら浮かぶメロディなんて、
どれも善人ヅラしてやがる。

だから、脚本を読みながら浮かんだ音楽は、
片っぱしから拒絶していく。

何かを裏切ってくれるような、
そんな音楽を探せ。

不安を感じさせるような、
そんな音楽を探せ。

きっと、そういうことだと思う。








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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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