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2019-02

真夜中にひとりで笑う理由

帰宅してソファに横になり、いつの間にか眠ってて、
夜中に寒さで目が覚めたので仕方なくコーヒーいれて、
仕方なく天井を見ながら考え事をして、
仕方なく何が聞こえるか耳を澄まして、
仕方なく読みかけていた文庫本を開いてみて、
仕方なく声を出して読んでみたりする。

あ、「仕方なく」のゲシュタルト崩壊(笑)。
「仕方なく」って、何だっけ?

ゲシュタルト崩壊から回復したとき、
人間は、それ以前とはまったく別の世界にいる、
というのを何かで読んだことがあるけど、本当ですか?

確かに、1度「崩壊」したのだから、
そこから回復すれば、別の世界になっている、
というのは、なんだか当然のような気がするが。

あー、これは真夜中に考えることではない。
夜中にカラスが鳴いている。
なぜ、こんな夜中に?

本番まで1カ月を切り、
役者たちからいろいろな質問をされたり、
不安を話されたりします。そんな時期。

だから僕も、いろいろ話をしたいと思うし、
稽古を少し変えてみたり、
ふだん言わないことを言ってみたり、
しないことをしてみたり。

ひとつの芝居が出来上がるまでの間に、
必ず通る場所がいくつかある、
何本か芝居を作ってきて経験的に知ったこと。

僕がときどき開く、ある演出家の本には、
「演出家は助産婦である」という一文がある。

劇という「子」を産む「親」ではなく、
産まれるのを助ける「助産婦」。
そのことを、ひどく切実に感じてる真夜中。

では、誰が劇を「産む」のか?
誰が? 誰が? 誰が?

揺るがない、信じていることを、やる。
助産婦であり続ける。

助産婦は今、ソファで毛布にくるまりながらコーヒーを飲み、
少しずつ近づいてくるカラスの鳴き声を聞いてます。
出産まで1カ月を切りました。

母体は健康ですか?

ああ、稽古場で寝泊まりしたい。

読書に戻ります。
ピランデッロ。
なんて発音しにくい名前の作家。
と思ったら、最初に出てくる登場人物の名前は、
カッチャガッリーナ。

(笑)

夜中に、ひとりで、少しだけ笑った。




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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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