2017-11

思い出すこと

とても眠い1週間でした。
電車の中でも部屋でも、気を抜くと眠ってた。

今日は三軒茶屋TSUTAYAに『アマルコルド』を返しにいかなきゃ。
今週、眠い目をこすりながら断片的に観てた。

1本のズドンとしたストーリーがあるわけではなくて、
断片的なエピソードの積み重ねなので、
そんなふうに観ても楽しいです。
古いアルバムを1ページずつゆっくり開いてるような感じ。

これを観てると優しい気分になれます。
フェリーニの少年時代の記憶をつなぎあわせた映画ですが、
他人の思い出を観てるという気がしない、
どこかで自分の少年時代とも重なっている。

私的な映画であるかのように思えて、
観た人すべてが「自分のことのようだ」と思える。
それは映画でも芝居でも小説でも、
あらゆるアートなものにとって大切な感覚なのでしょう。

そうだ、確かに僕のまわりにも、
こんな不思議な人たちが大勢いた。
そんな人たちに囲まれて、僕は成長した。

『アマルコルド』には、精神を病んでる「叔父さん」が出てきます。
家族が、久しぶりにピクニックに連れ出すと、
叔父さんは家族の目を盗んで高い木に登り、
てっぺんで何度も叫ぶ、「女が欲しい!」。

子供の頃、僕の家で働いていたある若者で、
猫に対して偏愛的で妄執ともいうべき愛情を注ぐ人がいた。
異性にはまったく興味ナシ。他の動物にも興味ナシ。猫だけ。

変わった人だ…と思っていたけど、
『アマルコルド』観ながら、なぜかその人を思い出した。

他にも、「これ、あの人のことだ」みたいな人物がいっぱい。
「他人の物語」と「自分の物語」が重なる、
そのすてきな感覚を、あらためて感じました。

他にも傑作はたくさんあるけど、
(今は亡き淀川長治が『道』について、
「ザンパーノは男、ジェルソミーナは女、そしてキ印は神なのだ、
と書いてる文章を読んだ。あー、なるほど、わかりやすい)
このシンプルで優しい映画がとても好きです。

さて、そんなわけで本日は三軒茶屋。
とりあえず、シアタートラムで何やってるか調べてから行こうかな。





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もうすぐ立春

他人の物語と重なる感覚
そんなことに想いを寄せて、人は物語を観たり触れたりするんでしょうね。
だから時には嘘みたいなハッピーエンドだって、あったかくなれるんでしょうか。

今日は暖かな、いい日ですね。
雨も上がったし、三軒茶屋日和!


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