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2019-05

13人の乗客のこと

今夜は最後の稽古休み。
ラストスパートに向かって、
みんな、つかの間の休息を過ごしてる……のかな?

この座組みで過ごすのも来週いっぱい。
そう思うと、なんだか……ね。

いやいや、そんなこと考えてる場合ではない、
ぼくらは最後まで食い下がる。
ぼくらの「ベスト」は、つねに遠くにあるのだ。

いつも稽古場に早い時間に到着して体を動かしている越路君は、
稽古中にも、考えたことや思いついたことを遠慮なく発言する。
そのストレートな熱意に、ぼくは何度も救われています。

見た目とは裏腹な演技を見せる沢本さんは、
演技していないときは子供のように素直で正直者。笑顔も子供っぽい。
そのギャップが楽しくてたまりません。

体は小柄だけど、張りのある声が魅力的な栗山君は、
稽古を始めた頃と今とで大きく変化した役者のひとり。
一世一代の賭けを、ぼくは彼に託したのです。

不思議な存在感、行く先不明の暴走する魂・御子神さんには、
あの役を、彼女にしかできない役にしてほしい。
今回彼女と出会ったのは、奇跡のような気がしています。

稽古場での注目度ナンバー1の相良さん、
誰にも真似できない味は、まるで落語の登場人物みたい。
芝居に対する真摯な姿勢は、初対面のときから響いてきます。

ワタナベさんは、ともかく器用、器用すぎるほどに器用。
そして集中力の人。集中しながらも冷静に自分を見てる。うーん。
たまの提案も、ドキッとするほど的確なのです。

『黒い夢・白い夢』に続いて出演の鈴木さん、
クルクル変化する表情、スッと何かに入れる人。
彼女を見てると「可能性」という言葉が浮かんできます。

『その王国の夜は明けない』ではいつも新聞を読んでいた錦織君、
今回の役も……僕の中ではどこか通じてる。
ただの二枚目にはしたくない、それじゃもったいないぜ。

戸塚さんも『黒い夢・白い夢』に続いての出演。
なかなか意地悪になれないのは、やっぱり性格なのかな。
でも奇妙な何かを秘めている、それを出し惜しみしないでください。

ただそこにいるだけで独特の空気を創れるのが誉田君。
役者として得なところ。どんなセリフであっても、
それをグーッと自分の世界に引き寄せる強引さがあります。

ハキハキしたセリフ回しが気持ちいい関口さん。
凛としてその場に立ってる風情に、独特の味があります。
もっとほかの役を演じてるところも見てみたいです。

今回もまた役のことで苦しんでいる木村さん、
でもその姿を見るたびに「役者ってすごいな」と思う。
役者をやれない僕には、その演じることへの姿勢は、ひとつの憧れです。

いつでも、どこでも、何をやってもトミーな冨永君。
あ、もちろん、いい意味です。「自分」と「役」との絶妙なバランス。
脚本を的確に分析する力も、みんなの信頼を得ている理由です。

そんな13人が演じる『ラジエーター』。
稽古場に集まるのは、あと2回。

みんな、ぼくたちのバスが待ってるよ。
















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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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