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2019-02

見る、もっと見る、もっともっと見る

どうも。昨日はワニズホールでタムラタイムズ観劇。
4月公演出演の尾方佑三子さん、劇団員の木村香織が出演。
作・演出の田村康太郎君も4月に出演してくれます。

じつは稽古も1度見せてもらったのだけど、
他の人の演出や稽古場を見るのはなかなか面白い。
ほお、こんなこと言うのか、なんて思ったり。

今日までやってます。ワニズホールは新中野です。
45分の芝居の2本立て。

朝食をとりながらPC眺めてたら、
『昆虫交尾図鑑』の作者のインタビュー記事を発見。
現役芸大生が昆虫の交尾をつぶさに描いた画集として、
ちょっと話題になった、その作者。

まあ、いろいろ話してる中で、目を引いたのが、
どうやったら絵がうまくなりますか?の質問に対して、
「よく見て描いたら、描けますよ」と答えてるトコ。

一見テキトーな返答にも思えるのだが、
この現役芸大生のこの一言は、
もうどうにもならないくらい、
これ以外には言葉が見つからないというくらいに、
唯一無二の真理なのだと思う。

「よく見る」、このことを美術学校に通ってた頃、
僕も何度も何度も何度も何度も言われた。
「いや、見てますけど」と言い返すうちは、
じつはまだ見てない。

「見る」ということの奥深さ、果てのない深淵。

たとえば1個のレモンを「見る」とき、
こちらから見えてる部分だけ見てないか?
その裏側の見えない部分は?
表面は? 輪郭は? 丸みの具合は? 重量感は?
「見る」べきものは無限にある。

そしてさらに、レモンが乗っている皿。
その皿が置かれているテーブル。
テーブルの下の床。
床の下の地面。
地面が続く地球。
地球が浮かんでる宇宙。
宇宙がさらに続いて…………

「見る」ことは無限だ。

そんなようなことを学んだ……気がする。
いやな先生だったが、そのことはよく覚えてる。

『昆虫交尾図鑑』を描いた芸大生が言った、
「よく見て描いたら」というときの「見る」とは、
並大抵の「見る」ではない。

一匹の昆虫を見ながら、じつはその昆虫を生み出した
全宇宙の創造の神秘を見通すくらいの激しい「見る」。

それくらいの「見る」でなければ、
ホンモノは生まれないのだ。

インタビュー見ながら、美術学校時代の、
汚いアトリエや天窓から差し込む淡い日光なんか思い出した。
みんな、どうしてるんだろうな。

今、ぼくが「見る」べきものは何だろう。
持てる限りの観察力と集中力と想像力とを発揮して「見る」、
果てしなく「見る」、見えないものも「見る」。

なんてことを考えてる日曜日の朝。








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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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