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2019-02

ペートーベンの「制服」

現代のベートーベンの話、面白いですね。
実害をこうむった人たちが大勢いるから
面白がってはならないけど、でもやっぱり面白い。

どこかに100%深刻にとらえることができない、
なんかクスリと笑ってしまうものがある。
どうしてかな。

「嘘つかれた」「だまされた」ということなんだろうけど、
僕には「18年間、演じ続けた」という感じが強くて、
嘘や騙しの事件て感じがしない。

いや、繰り返しますが、実害が出てるわけだから、
悪いことには違いないのでしょうけどね。

種村季弘の『ぺてん師列伝』は、
サブタイトルが「あるいは制服の研究」となってます。

ドイツ軍大尉、プロイセン王子、ザクセン選帝候太子などに扮した、
歴史に残る大ペテン師について書かれた本。

ここに書かれたペテン師たちは、さすがヤルことも大きい。
その時代の経済を左右するほどのコトを仕出かすやつがゴロゴロ。
これを読めば例の「現代のベートーベン」氏なんか、まだまだ小さい。

面白いのは、サブタイトルにもあるように、
人をだますとき、「制服」が大きな役割を果たしていること。

みんな「制服」にだまされてしまうのだねえ。
ビジネスマンのネクタイとスーツだって、
ある意味では、だましのテクニックとしての「制服」。
エロ業界におけるセーラー服と、じつは同じような存在だと思う。

ドイツ軍大尉もプロイセン王子も、
その立派な衣装を身につけていたからこそ、
まわりはコロッとだまされたそうです。

で、例の「現代のベートーベン」氏。
制服は着てないけど、
じつは制服と同じくらいに威力があるのが、あの髪形。
音楽室に貼られてたベートーベンの肖像画を思い出させる、
あの「いかにも」なモジャモジャ頭。

あれはまさに「ベートベンとしての制服」ではないか?

「こんなベートーベンぽい髪形してりゃ、
みんながまされるんじゃねえか?」
と鏡の前でニヤつく姿が目に浮かぶ。

それがあるから、なんか笑ってしまうんだよなあ。
不謹慎ではありますが。

今現在はまだ、ひとつの大事件には違いないが、
しかし、時間がたつにつれ、この出来事が
人々の記憶の中でどんなふうに変わっていくのか、知りたい。

なんか、受けとめ方が変化していくような気がする。
そう思いませんか?

そのうち、本人が記者会見とかするのだろうけど、
あの髪形で登場してほしいものです。









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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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