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2019-05

コスモスとドストエフスキー

また今夜も雪の予報。
こんな夜は、都会全体が息をひそめて雪が降るのを待ってるような気がするのは、
僕が南国生まれだから?
僕が生まれ育った所では、
雪は、神様の気まぐれみたいなものだった。

雪が降る前の空気の冷たさには、これが合うんじゃないの?
……とシガー・ロスを聴いてます。
mixiの日記にも書いたけど、去年の『雨の夏、30人のジュリエットが還ってきた』と、
先日の『血は立ったまま眠っている』と、2本の蜷川幸雄の舞台にシガー・ロスが使われていて、
すごく意外だったのだけど、こうやってCD聴きながら、
蜷川もこんなふうにして想像力をふくらませてたんだろうか、なんて思うと、
ちょっといい気分。

さて、本日は図書館で、矢川澄子のエッセイ集を借りてきて、さっき読んでた。
それに書いてあったのだけど、花のコスモス、あのコスモスという名前は、
宇宙を意味するギリシャ語のコスモスから付けられたんだとか。
「宇宙」と「コスモス」の関係って……???と思っていたら、
ギリシャ語のコスモスには「形が美しくきれいに整っている」という意味もあるらしく、
花の「コスモス」は、そっちから発想されたらしい。

でもまあ、「宇宙」と「形が美しくきれいに整っている」と「コスモス」という3つの間には、
微妙な関係があるということなのでしょう。
コスモスは確かに、秩序正しい形をしていて、
それを見た誰かが宇宙の秩序を連想するのも、わかる気がする。

……と考えてて、あっと思い出したけど、
ドストエフスキーは、「宇宙の秩序の完璧さ」を象徴するものとして、
「一枚の木の葉」をよく使ったらしい。
確かに、一枚の葉っぱには、宇宙の秩序の完璧さが凝縮されてるような気がいたします。

ドストエフスキーはコスモスの花を知っていたかどうかわからないけど、
「この花の名前はコスモスというんです。そう、宇宙という意味の、あのコスモスですよ」
と教えてあげたら、何と答えるだろうね、ドスちゃん。

さて、自分なら、宇宙の完璧な秩序を象徴するもの、として、
何を思い浮かべるだろう……などと考えてみる。

ああ、雪の結晶なんていいかもね。
明日の朝は、予報どおり雪が降ってるんだろうか。
東京全体が、ひっそりと、ときどき夜空を見上げてる気がします。



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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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