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2019-02

大切なことをメモしとこう

久しぶりに八雲の図書館に行って
ミステリマガジンのバックナンバーを見ていたら、
ディクスン・カーの特集をやっていて、とても懐かしくなって、
そのまま『三つの棺』を借りてきた。

犯人や真相がわかっていても、また読みたくなるミステリーは
きっと本当に優秀なんだろうなと思います。

先週は久しぶりに『さらば愛しき人を』を読んだばかり。
そして、『三つの棺』とともに借りてきたのは、
やっぱり時々読み返したくなる大好物ミステリー、
戸川昌子の『大いなる幻影』。あー、好きなんだよなあ。

これ不思議な物語。
実在の同潤会アパート(大塚にある女子専用の)を舞台に、
そこで暮らす老婆たちの生態を追ったミステリーなのだが、
古色蒼然としたストーリーを追ううちに、「あれ?」。
じつはこれが巧妙に組み立てられた
数学的構築物のような物語だということがわかってくる。
そしてラストの、見事なドンデン返し。あー。傑作。

そうだよね、数学的構築物のような、完璧な物語、
そういうものに憧れます。
もちろん、読んだだけでは、それと気づかれないような。

おかげで、二晩続けてソファで読書しながら就寝。
夜中にハッと目覚めて、続きを読んで、また就寝。
そんなことしたもんだから、背中が痛い。
まあ、冬休みだからこそ許されることですな。

芝居の脚本にも、計算し尽くされた構築物みたいな、
そういう面白さが欲しいと思う。
もちろん、その計算ぶりは観客には絶対に気づかれない。
そんなものを書きたいんだよ。
わかってくれるか。

関係ないけど、同潤会アパートとえいば、
僕が大学生の頃にはまだ原宿と代官山のそれが残っていて、
用事もないのに友達と覗きに行ったことがあります。
当時は、同潤会アパートとは何なのか?を知らなくて、
ただもの珍しさだけで見物に行ってたのだけど、
その思い出が、今、『大いなる幻影』を読むときに
とても役立っています。

面白いものを発見したら積極的に見ておく、
というのは、なかなか大切なことですね。
そのことも、書いておきましょう。







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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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