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2019-05

本屋のこと

デスクトップのPCが寿命を迎えたようで、
何日間か更新できない日々が続いていました。

「ケプラーの憂鬱」を書いてる最中に前のPCがダウンし、
急きょ購入したPCでしたが、よく働いてくれて、
それでたくさんの脚本を書きました。あ、もちろん、仕事も。

で、今回、「スカイ」を書いてる最中にダウン。
今は臨時体制としてノートPCで続きを書いてます。

一緒になって脚本と戦ってくれたPCたちには愛着があります。
かつてはペンと原稿用紙、今はPC。
味気ないとは思わない、これが「今」なのだと思います。

昨日小山内君とPCを見に新宿ビックロへ。
夜は「スカイ」出演者の何人かと大混雑の新宿で飲み会。

そう言えばビックロといえば、
ここには以前は三越がありジュンク堂書店が入ってたのを思い出しました。
ジュンク堂って最近どこかに身売りしたようですね。
丸善だっけ?

あのジュンク堂っぽさは無くなるんだろうか……
ジュンク堂というのは、どこの店舗でも、
本の並べ方がとても魅力的です。
同じ本でも、なぜか他の書店で見るよりも魅力的に感じる。

本の並べ方で思い出すのは、
かつて西武百貨店の地下にあった書店です。
本の並べ方が独特で、とても魅力的に見えると話題に。

ほかの本屋の店員が客のフリをしながら、
書棚の本のタイトルを小声で読み上げ、
それを隠し持ったレコーダーでひそかに録音し、
自分の店でも同じ順番に並べる……という都市伝説みたいな話を
朝日新聞で読んだ。今でもよく覚えています。

本というのは確かに、並べ方次第で面白そうにも
つまらなそうにも見える、ああ不思議。
昨日、新宿の紀伊国屋書店に行ったのだけど、
海外文学の品揃えは、いつも「さすが」と思うほど充実してるのに、
ただもう国別・作家別に並べてあるだけで無味乾燥。
いや、ある意味そのほうが便利というのもわかるけど、
もっと、その本屋だけの個性があってもいいのになあとも思います。

本屋というのは、もっともっと個性的であってほしいもの。
そのほうが、本屋にいる時間が、ただ「本を買うだけの時間」ではなく、
もっと別の意味で濃厚な時間になるし。

ちょっとズレますが、学生時代、渋谷の地下に旭屋書店があり、
そこの、ある店員さんが「めちゃくちゃ本に詳しい」というので話題になりました。
何の本について質問しても「その本はですね……」と、即座に返答。
まさに「職人」「プロ」でした。

僕も、その即答ぶり博識ぶりを見たくて、
何度か質問したことがあります。

ところが、何年か後のこと、ある児童書を探していて、
その店員さんに質問したら、
「子供向けの本は売れないから、うちでは扱わないことになったんです」。

それは残念な言葉でした。商売にならないのなら仕方ないけれど、
しかし本屋とは、ある意味、文化事業でもあるわけで、
「売れないものは置かない」というのは、なんかね……
そう思っていたら、旭屋書店渋谷店は、いつの間にかなくなりました。
なんだか微妙な気分でした。

今、旭屋書店があった場所には他の本屋が入っています。
そこも大手ですが、本を、ただの商品としてしか見てないような
とても味気ない本屋なので、僕はめったに入りません。
寄ってみようかな、という気持ちになれません。

用事はなくても、ちょっと入ってみたくなるような、
ただ書棚を眺めているだけでも楽しくなるような、
そんな本屋がもっと増えてくれればいいなあと思います。





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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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