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2019-02

「希望」と「絶望」

新しいHPを眺めるのが楽しくて毎日開くのに、
ブログをちっとも更新していませんね。

白を基調としたシンプルなデザインが新しいシャツみたいで、
ちょっと気恥ずかしくて、くすぐったい感じ。

今週末には「スカイ」のチラシも完成します。
新年早々こんなふうにいろいろと動き始めるのは
なんだか気持ちがいい。

そんなこんなで、「スカイ」の脚本を書きながら、
今年1年の公演スケジュールなども考えています。
あー、わくわくするね。

脚本を書きながら、なんだか言語的刺激(?)が欲しくて、
中上健次や三島由紀夫の本を空いた時間で開いています。
物語を追うというよりは、目の前の日本語に翻弄されたいという願望。
ガツガツ書かれた日本語を、目でガツガツ食う感じ。
柄谷行人的な言語の冒険。

そうこうしていたら、なんだか無性に「物語」が恋しくなり、
村上龍の「希望の国のエクソダス」を読み始めたのです。

先日ひさしぶりに「コインロッカーベイビーズ」を読み返し、
あー、やっぱりこの話、好きだなあと思い、
これを舞台でやるなら「アネモネ」役は誰だろう、なんて考えていた。

で、今度は「未来の国のエクソダス」。
……と思ったら、今日またイスラム国のニュース。
何かの符号のように、ニュースが伝える理不尽な事件。

総理大臣の強気な顔…というよりは、強がっているだけの顔を見ながら、
「未来の国のエクソダス」に添えられた村上龍の言葉を思い出した。

「この国には何でもある。だが希望だけがない」。

希望のつもりなのに、それは次々と骨抜きにされ、
まったく別の「何か」に変換されてしまう、そんな国、そんな時代。

というよりも、希望は、国の数だけ、人の数だけ、存在する。
やっかいなのは、誰かにとっての希望は、別の誰かにとっては絶望でもあり得る、
……という皮肉な現実。国も、またしかり。

「希望」と「絶望」とは、意外と簡単に同義語になれるのです、きっと。






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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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